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念願の韓国バインミー
ベトナムに住む韓国人の数も増えている昨今、2023 年のデータでは韓国からベトナムへの観光客数は約360万人(日本人観光客は約59万人)と大変多く、ベトナムの観光地でハングル文字の看板・POPは今となっては珍しいものではなくなっています。そんなベトナム愛が強い韓国で、バインミーを早く食べたいとずっと思っていました。
2018年ごろからインスタ等で韓国のバインミー店がチラホラ出現し始め、私達と同じようにベトナム式のパンづくりにこだわっているようで、某業務用オーブンのメーカーがバインミーのパン作りの勉強会を開催していたほどでした。
「オーブンメーカーが勉強会を開催するなんて!」と、私達は韓国のバインミー事情に凄く興味をもつこととなりました。
就航都市・路線が少ないベトナム第4の都市「ハイフォン」のカットビ空港発着のたったひとつの国際線は、韓国のインチョン空港行きであることからも、ベトナムと韓国の深い関係性を感じます。
初めての韓国でしたので、バインミーをメインで販売しているお店でホテルからできるだけ行きやすい店舗をピックアップしました。
↓真ん中のピンクのマークがホテルの位置です。フラグマークはベトナム料理屋さんであろうお店です。ハートマークはバインミーメインで販売しているお店です。
走り書きだから文字が汚いんだなと思ってください。
※バインミーはハングル表記だと「반미」と書きます。バンミー(バンメイ)という発音からと思われますが、「반미」を日本語訳すると「反米」と訳されてしまい、「反米のお店」という表現がしばしば出てきますが、もちろん政治的な意味ではありません。韓国のバインミー屋さんを探すときは「bánh mì」でなく「반미」のハングル表記で探すとヒットしやすいかと思います。

韓国資本のバインミー専門のチェーン店と思われる(「킹반미1964 고덕점」、「비에뜨반미」)のどちらか一店舗は絶対に行きたい!と意気込んでいたのですが一泊旅では無理でした。
色々頭を悩ませて一番条件に当てはまったHalong Banhmiさんに行くことにしました。

明洞のホテルからウルチロイック駅まで歩いて行ったのですが当然スムーズにはいかず、予想していた時間の何倍もかけてお店の最寄であるハプチョン(합정역/合井/Hapjeong)駅に到着しました。
韓国ではグーグルマップよりネイバーマップというアプリが使いやすいと韓国旬彩kitchenけぐりのシェフに教えてもらい事前にアプリを入れていたのに、二人ともすっかり忘れ、Google Mapを使っていたのも失敗でした。

雪混じりの雨の中、想定以上に迷った為、外はもう真っ暗でした。グーグルマップの前情報では、このバインミー屋さんはショッピングモール(delight square Ⅱ)の周辺にあると予測していたので、とりあえずdelight square Ⅱの地下の入り口に向かいました。

モール地下入り口前にお店のタペストリーを見つけた瞬間、辿り着いたも同然だと思いました。しかし、どこにもお店が見当たりません。「まさか・・・」と嫌な雰囲気が漂いましたが、一旦タペストリーの場所に戻りグーグル翻訳したところ、「1階に上がる」と書いてありました。凄く大事な一文です。
1階に上がりモール周辺を半周ほどすると、カラフルなお店のネオンとランタンが出現!
こちらが韓国ソウルのバインミー屋さん「Halong Banhmi・ハロンバインミー」です。

当店(ジューシーバインミー)と違い、営業しているかしていないかがハッキリと判別できる素敵な外観です。

黄色と赤を基調とした店内には2組の先客。細部まで凝った装飾もかわいくてステキな雰囲気です。

ご夫婦?で営んでいられるようでした。奥が厨房です。

落ち着いた壁の色も良い雰囲気です。店名の由来と思われるハロン湾の写真も飾ってありました。

記憶が曖昧ですが、二人席が2、か3。そして4人席が1つ。1人の席が3くらいありました。

注文してから30分くらいで私達のバインミーが提供されました。
バインミー(8500ウォン約990 円)とチルソンサイダー(2000ウォン232.65 円)です。

ナマスは細切りでパンは硬め。皮はバリバリ、噛み応えのある硬さでした。
きゅうりは薄いのが入っていて赤玉ねぎ・唐辛子・マヨネーズが入っています。
味付けが控えめだなと思っていたのですが、メニューを翻訳してみたところ、この牛肉のバインミーは「味噌ソースでマリネ」と説明書きがありました。韓国で牛肉といえばプルコギと思っていたのは私たちの勝手な思い込みです。全体的に洗練された上品な味で美味しかったです。

チリソースをかけて味変もして食べました。店内でパンを焼いているようです。

私達が食事をしている間も常連さんのようなお客様が何名かバインミーをテイクアウトしていっていました。夜だし雪交じりの雨で寒いのにお客さんが来店されていて、地域の常連さんに愛されているお店なんだなと感じました。

寒かったので一緒にフォーも注文しました。こちらのフォー(10000ウォン 約1,164 円)は麺が細くて味が薄めのあっさりフォーでした。麺はモチモチではないタイプです。
私はガツン系の味付けを好むので、全体的にあっさり目の味付けと感じましたが、美味しくいただきました。帰り際、お店の方に駅の方向を尋ねたら「日本人ですか?」と聞かれ、少し話をしながら外に出て駅の方向を指さしてくれました。おかげで帰りは迷わず駅に到着することができました。
もっと調べてから出発するべきでしたが、無事食べることができて大満足です。
韓国のバインミーのお店は3店舗くらい行きたい気持ちでしたが、一泊のみだったことと二人とも体調不良で体力的にも無理はできず、あえなく断念。そういえば、バインミーを販売しているパン屋さんもありました。まだまだ韓国のバインミーは調査が必要なので、次回はもう少しゆっくり行きたいです!みなさまの韓国バインミー情報もお待ちしております!
店名:Halong banhmi(하롱반미)
都市:473 Hapjeong-dong, Mapo-gu, Seoul, 韓国
訪問日時:2024年
情報・写真提供者:ジューシーバインミー
今回韓国で行けたらいいなと思っていたお店リストです(2024年)
・LE BUNMIE(トゥクソム駅)FC展開のベトナム料理やさん
・Hanoi Baguette(トゥクソム駅※LE LE BUNMIEも行くならこの駅で下車)
Euljiro 1(il)-gaから緑色の電車で28分
(seoul Forest駅LE BUNMIEに行かずに単独ならこの駅を下車)
・Banmijin(연신내역ヨンシンネ駅)
Euljiro 3(sam)-gaからオレンジ色の電車で32分
・킹반미1964 고덕점 (Sang-Ildong 상일동駅)
Euljiro 1(il)-gaから43分
韓国資本のバインミー専門のチェーン店?
・비에뜨반미(Children’s Grand Park어린이대공원駅)
Euljiro 1(il)-gaからだとバスの乗り換えが必要
韓国資本のバインミー専門のチェーン店?
明洞や東大門・南大門など、私でも知っているソウルの中心部にはベトナム料理店はあってもバインミー専門店はありませんでした。家賃が高い事と、韓国料理ではないバインミー自体が旅行者が集まる観光地向けではないということかなと感じました。レストラン形式でバインミーのテイクアウトができるお店はあるようです。
郊外には韓国資本のバインミー専門のチェーン店があったり、ベトナムから韓国に進出したお店2店舗(ホーチミンの「Banh Mi362(반미362)」、ホイアンの「Bánh mì Phượng」)も人気のようでした。
Bánh mì Phượngはホイアンのお店そのものの黄色い建物が特徴的です。bánh mì362(반미362)は韓国でも支店かFC店が多く存在しますが、できては消えてということが多いのかもしれません。google mapにお店が出てきても営業していない場合がありますのでお気を付けください。自力で調べた結果ですので間違った情報があるかもしれません。ご了承くださいませ。
このページでは、世界中のバインミーを食べつくしたいと目論んでいる、名古屋市のバインミー専門店「ジューシーバインミー」のスタッフが食べ歩いたバインミーと、皆様からお寄せいただいた世界のバインミーを紹介しています。
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