文:STAFF TEC
ニューヨークで初めてバインミーを食べた時の衝撃。そして、その後、本場ベトナムで食べた時の感動。
それ以来、いろいろな国でバインミーを食べ歩いてきましたが、同じバインミーは一つとしてありませんでした。作る人が違えば味も違い、国が違えばさらに個性があります。
もちろんベトナム国内でも、お店ごとに味はまったく違います。だからこそ食べ比べをすることが旅の楽しみのひとつでもあります。具材もパンも実にさまざまで、なますが入っていないバインミーもあります。
正解はありません。
作っている人が「これはバインミーです」と言えば、それもまたバインミーなのだと思います。
お店をオープンする前は、「バインミーはこうあるべき」という理想に近い目標を持っていました。しかし、自分が心から美味しいと思える、自分好みのバインミーを作れるようになってからは、その考えに縛られることはなくなりました。
カレーやラーメンが日本で独自の進化を遂げ、一つの食文化として根付いたように、バインミーにもそんな可能性があると思っています。
多種多様なバインミーが増えれば増えるほど、自分好みの一つを探す楽しみも広がります。
パクチーやレバーが苦手なら抜けばいい。好きな具材があれば追加すればいい。それぞれが自分にとって一番美味しい食べ方を見つけることが、バインミーの一番の楽しみ方だと思っています。
もし当店のバインミーを食べて「自分には合わないな」と感じたとしても、そこでバインミーそのものを諦めないでください。きっと他のお店で「これだ!」と思える一品に出会えるかもしれません。
これからもバインミーは、世界中でその土地ならではの進化を続けていくと思います。
ぜひ、いろいろなお店や国でバインミーを食べ比べながら、自分だけのお気に入りの一つを見つけてください。








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